星空の日に




あたしと早奈英も
亮平が教室に戻るのを
見届けてから、
教室に入って席に着く。



今までなんとなく生きてきたあたしは
なんとなく学校に来て、
なんとなく毎日を繰り返して…


自分が死ぬまで、
ただ毎日が普通に
過ぎていけばと思っていた。



だけど今は…


まさかこんな風に
周りの存在に感謝して…

素直になれる日が来るなんて
あの頃は想像もしなかった。




「早奈英…。」

「ん⁇なぁに⁇」


後ろの席に座る早奈英に声をかけると、
早奈英は不思議そうに首を傾げた。



「ありがとうね…。
早奈英や、亮平…
それに葵にも感謝してもしきれない。」


「今更なに⁇
ひなたのありがとうは
十分伝わってるんだから♪
私の方こそ、友達でいてくれて
ありがとうね♪」


「うん…。」



早奈英はそう言うと、
ニコリと微笑んだ。