星空の日に





カーテンの隙間から
朝日がさし込む。



「はぁ…。」

結局、昨日の夜は
まともに寝られなかった。


色んな思いがあたしの
心の中をぐちゃぐちゃに
かき乱していた。



あたしはベッドから
起き上がって一階に降りる。






「おばあちゃん、おはよう。
おじいちゃんもおはよう。」


一階に降りて、おじいちゃんの
仏壇に手を合わせた。



「おはよう。
お弁当、二人分詰めて
おいたからねぇ。」


あたしに気づいたおばあちゃんは、
テーブルの上に置いてある
二つのお弁当を指差した。



「おばあちゃんありがとう。」


あたしが嬉しそうに
お弁当を抱えると
おばあちゃんは優しく微笑んだ。


「今日は日差しも強いし、
怪我には十分気をつけるんじゃよ。」

「はーい。」

「ほら、朝ご飯も冷えないうちにお食べ。」

「うん。いただきます。」




おばあちゃんに言われ、
あたしは椅子に腰掛け
目の前に置かれた
目玉焼きに手を伸ばす。




「ひなたちゃんの気持ちが
届けばいいねぇ。」



「えっ⁉︎」



あたしの向かい側に座った
おばあちゃんはそう言うと
意地悪そうに微笑んだ。



「ほほほほ。冗談じゃよ。」

「も、もうっ…‼︎」


明らかに動揺するあたしを見て、
おばあちゃんは笑い出した。



「遅刻しないように行くんじゃよ〜。」


おばあちゃんはそう言うと、
壁に掛けてある時計を指さして
洗い物をし始めた。


「あ…‼︎うん‼︎」



あたしもおばあちゃんが
作ってくれた朝ご飯を
急いで食べて部屋に戻った。