最高クールな桃太郎


「おらあ!鬼ども!死にやがれ!!」

「っ何?!おい!侵入者だ!追い出せ!」


鬼と桃太郎の戦いが始まりました。


「桃太郎が鬼をぶった切ってるから、犬と雉はここで桃太郎の加勢、僕は宝物庫探してるよ。
全部終わった後に宝物庫探しに時間かかるのも馬鹿らしいし」

「おっしゃ!まかせとけ!」

「分かった、頼んだぞ」


そうして猿は走っていき、犬と雉は鬼を倒そうと向き直りました。

そこで犬と雉は目を疑いました。


「…も、桃太郎………?」

「だ、大丈夫なのか……?」


辺り一面の鬼の死体。
桃太郎は全てをなぎ倒していました。


「…………………………………行くぞ」

「はいいぃぃ!!!」

「わ、分かった!!」






「……………押し花はどこだ……………」


初恋の思い出の押し花で狂気の桃太郎に、怯えながらついていく犬と雉でした。