野を越え山越え谷を越え。
ついに桃太郎達は鬼ヶ島に着きました。
「……ふーん、どうやら鬼は特に警備みたいな考えはないみたいだね。
やっぱり島だからかな」
「船で来るとは考えないのか、くそ鬼は」
「そうなんじゃない?
わざわざ鬼の元にくる奴なんかいないでしょ」
「そこに俺達が来たわけか、それは驚くだろうな。
さて桃太郎、どう攻める?」
雉の問いかけに桃太郎は言いました。
「正面突破だ。皆殺しにしてやるよ」
そう言った桃太郎の顔は、ひどく恐ろしいものでした。
「…どうした?桃太郎、随分恐い顔をしているが……」
「桃太郎ってなんか鬼退治のことになるとこわくなるよねー」
「鬼退治のことって言うより、復讐についてだよね。
なんかあったのかな?彼女とられたとか?」
猿の言葉にびきりときた桃太郎はごきごきと音をたてながらゆっくりとふりむきました。
「……あ゛あ゛?」
「無理やり"あ"にてんてんついた!」
「まず、もしかして図星だった…?」
「猿、そんな挑発するものじゃない。
桃太郎、行こう」
「……………ああ」
「「「ほっ」」」
いざ、鬼ヶ島に突入です。
ついに桃太郎達は鬼ヶ島に着きました。
「……ふーん、どうやら鬼は特に警備みたいな考えはないみたいだね。
やっぱり島だからかな」
「船で来るとは考えないのか、くそ鬼は」
「そうなんじゃない?
わざわざ鬼の元にくる奴なんかいないでしょ」
「そこに俺達が来たわけか、それは驚くだろうな。
さて桃太郎、どう攻める?」
雉の問いかけに桃太郎は言いました。
「正面突破だ。皆殺しにしてやるよ」
そう言った桃太郎の顔は、ひどく恐ろしいものでした。
「…どうした?桃太郎、随分恐い顔をしているが……」
「桃太郎ってなんか鬼退治のことになるとこわくなるよねー」
「鬼退治のことって言うより、復讐についてだよね。
なんかあったのかな?彼女とられたとか?」
猿の言葉にびきりときた桃太郎はごきごきと音をたてながらゆっくりとふりむきました。
「……あ゛あ゛?」
「無理やり"あ"にてんてんついた!」
「まず、もしかして図星だった…?」
「猿、そんな挑発するものじゃない。
桃太郎、行こう」
「……………ああ」
「「「ほっ」」」
いざ、鬼ヶ島に突入です。



