桃太郎達は野を進みます。
「今日はばんごはんいっぱいだねー!
いっぱい食べなきゃ!」
「食うな。余るなら残しとけ」
桃太郎の注意は犬の耳を右から左に抜けていき、犬はどんどん食べていきます。
「お前、食うなっつったのに」
「大丈夫か?そんなに早食いして」
桃太郎は顔をしかめ、雉が犬のお腹を心配するのを見て、猿がため息を吐きました。
「あれ、知らない?犬って食いだめする生き物なんだよ。
食べるものがあればとにかくお腹に突っ込んでおきたくなるのさ、本能的に」
「へぇ~!知らなかった!すごいね猿!」
「当の本人が知らなくてどうすんだよ。
まあ、じゃあ犬にはとにかくテキトーなもん食わせて、俺らの飯の時は待てしてればいいな」
「残飯処理させて僕達のご飯を確保するのも良いかもね」
「まあまあ、そんなことを言うな。
犬だって美味しいものを食べたいだろう、犬だけ残飯は可哀想だ」
雉の優しさに犬の心は救われました。
「雉神さま……!」
「つまり食って食って太れってことだね、雉。
今でも食い過ぎで十分太ってるのに」
「え?!そうなの?!雉!!」
「え?ああ、いや、そういう訳じゃ……」
「そういう訳なのー?!?!
わーん!!」
それから犬は、ご飯の半分は残飯処理になりました。
「今日はばんごはんいっぱいだねー!
いっぱい食べなきゃ!」
「食うな。余るなら残しとけ」
桃太郎の注意は犬の耳を右から左に抜けていき、犬はどんどん食べていきます。
「お前、食うなっつったのに」
「大丈夫か?そんなに早食いして」
桃太郎は顔をしかめ、雉が犬のお腹を心配するのを見て、猿がため息を吐きました。
「あれ、知らない?犬って食いだめする生き物なんだよ。
食べるものがあればとにかくお腹に突っ込んでおきたくなるのさ、本能的に」
「へぇ~!知らなかった!すごいね猿!」
「当の本人が知らなくてどうすんだよ。
まあ、じゃあ犬にはとにかくテキトーなもん食わせて、俺らの飯の時は待てしてればいいな」
「残飯処理させて僕達のご飯を確保するのも良いかもね」
「まあまあ、そんなことを言うな。
犬だって美味しいものを食べたいだろう、犬だけ残飯は可哀想だ」
雉の優しさに犬の心は救われました。
「雉神さま……!」
「つまり食って食って太れってことだね、雉。
今でも食い過ぎで十分太ってるのに」
「え?!そうなの?!雉!!」
「え?ああ、いや、そういう訳じゃ……」
「そういう訳なのー?!?!
わーん!!」
それから犬は、ご飯の半分は残飯処理になりました。



