「実は、俺達は今鬼退治のために鬼ヶ島へ向かっている。
お前にきびだんごをやるから、鬼退治を手伝ってもらいたい」
「桃太郎……そんなお母さんが子供にもの頼むみたいな…」
「そうか、協力しよう」
「早っ?!」
「勇気を持って、害をなすものを退治し皆を救おうとする、その姿勢に俺はとても感銘を受けた。
俺も協力しよう」
「そうか、助かる。雉」
「わぁ、雉、ヒーローみたい!」
「…ねぇ、犬。
ヒーローって漢字でこう(馬鹿)書くんだよ」
「へぇ~これ(馬鹿)でヒーローってよむんだ!」
「君の馬鹿さ加減はもうよく分かったよ…」
こうして、雉は桃太郎のお供になりました。



