君と出会えて



その声に気づいたのか、秀が幹部室のドアから顔をだした

どうした?って口パクで言われたので

なんでもないよと首を振った

すると秀は安心したみたいに笑顔になりドアをしめた

ごめんね、秀……。

「わかった、お父さんの言う通りにする。だから龍火のみんなにはなにもしないで!」

『あぁー』

そしてすぐにアパートに来いとだけ言われ電話をきった


電話がきれた瞬間足に力が入らずそのまま座り込む

どおして?
こうなるの?
なんで、今さら?
私がなにをしたって言うの?
龍火のみんなといたいのに……。


不安や、怒り、恐怖、が心に積もる

私は立ち上がり、幹部室に入ろうとした瞬間立ち止まる

きっと、みんなに今のことを話したら、『いくな!』って言われる。

けどそしたら龍火のみんなが……美月が……。


私は幹部室には行かずに寝室に行き、制服やら服など自分の物を持ってくる時に使ったキャリーバッグに詰め込んだ