君と出会えて


「秀、どーしたの?」
私は黙ったままの秀に聞いた

秀は俯いたまま

「なんでよ。どうして、なにも言ってくれないの。」
今にも泣きそうになる

『いや、ちがうんだ!』
秀が慌ててそう言った

『ちがうんだ……。俺、嫌で。』

「え?」

『だから、桃華の水着姿。誰にも見せたくなくて……。翔太なんて可愛いとかいうし……。』

「秀、私のかっこ嫌だったから見なかったんじゃないの?」

『ば、ちがうわ!逆だよ逆。』

「逆?」

『……可愛くて……見れなかったんだよ……』
秀が俯きながらそう言った

秀のバカ。
私の顔はもう真っ赤

「秀のために可愛いのにしたの。」

『桃華……。ごめんな。』

「もう、許す!だからはやく遊ぼ!」

『おう!けどこれ着て!そのかっこは俺の前だけ!!』

そう言って秀が私に自分の着ていた上着を貸してくれた