『あー美月ちゃん、翔太に取られちった』 勇人さんがぶつぶつ言う 『そーゆうことで、桃華ちゃんいこ!』 勇人さんが続けて言う 「え、けど……」 私はチラっと秀の方を見た 秀は私のことなんか全然見ていなかった……。 勇人さんは私の手をつかんで海へ向う 『グイ』 勇人さんじゃない、他のだれかに逆に手をひかれた 「え?」 私は後ろを振り返った 「秀??!!」 秀が私の手を引っ張っていた