それからは特に何もなく気がつけば演奏会だった。吹奏楽部の合奏ってのを初めて聞いたが物凄い迫力に驚き、後輩からの別れの言葉に涙で答えるあいつを見てもらい泣きし、演奏会は無事に成功した。その後のお見送りの際にあいつを見つけた俺は真っ先に駆けつけ、たった一言 「お疲れ様」 とだけ言った。