「みんなは、楽器を演奏するのが上手い。嫉妬するぐらいに。

...でも、もしかしたら、いつか、演奏するのが嫌になるくらいのことがあるかもしれない。でも、そこで挫折しちゃダメ。伸び代があるんだから。
みんなを導くのは、顧問の先生であり、自分達の気持ちだから。
楽器に吹かせてもらってる、っていう事を忘れちゃいけないよ。才能に酔いしれない。

努力した結果こそがホンモノだよ!」


そう言って、旅立っていった先輩の背中を私は憶えている。