“しちゃいけない恋”だったんです。






気持ちは痛いほど分かるというのに、なんて声をかければいいか、全くわからなかった。

この人は、自分よりもたくさんの生命を、たくさんの人の人生を奪ってきた。
そんなこと、したくもないのに、させられてきた。

自分よりも辛い思いをしてる。
そんなこと、誰でもわかる。



「…妃茉梨。」



「…なに?」