“しちゃいけない恋”だったんです。






「…あの…、妃茉梨さんでしょうか?」



ふいに背後から声をかけられ振り返る。
そこには、1人の美青年が立っていた。



「…はい。
申し訳ありません。こちら、名前をまだ把握しかねておりまして…。
お名前頂戴してもよろしいでしょうか?」



「紫久礼と申します。
七瀬紫久礼(ナナセ シグレ)。」



「…純日本人でおられるのですか?」



「ええ。
小学生の頃に海外へ。
なので、日本語も話せます。」