「なんか敬語だと、壁を感じるんだよな。」 「壁…ですか。」 「そう。」 「あった方がいいと思いますよ、壁。」 「…俺はそうは思わない。 笹本って、なんか人間味ない。」 「ほんとに人間じゃなかったら、良かったんですけどね。」 だったら、こんな気持ちにもならなかったのに。