「何も無いよ?」 「そうか? そんな妃茉梨、俺、初めて見たかも。」 「“そんな”って、どんな?」 「楽しそうというか、嬉しそうというか、そんな妃茉梨。」 そう嬉しそうに笑う紫久礼はきっと、 小さい頃から暗殺者として育てられていたとしても、心は綺麗なんだ。