お父さんの気持ちを初めて知ったあたしは、涙がこぼれそうになった。 でも、唇を噛んで、それを我慢する。 「だからな、妃茉梨。 お父さんに、お前を守らせてくれ。」 「…お父さん…。」 「…これ。チケットだ。 ここなら組織の奴らはいない。」 お父さんは、あたしに飛行機のチケットを手渡した。