“しちゃいけない恋”だったんです。






あたしは、深く頭を下げた。
そして顔を上げると、今までの中で一番いい笑顔で笑う。

心の中の、恐怖、不安…。
そんなものが、真嶋さんに見抜かれないように。



あたしが扉に手をかけると、右肩をつかまれて、引っ張られる。


真嶋さんと目が合った…。
そう思ったのと同時に、唇に柔らかいものが触れた。

それが真嶋さんの唇だってことに気がつくのに、そんなに時間はいらなかった。