《短》弁当下さい



そして2日後の朝、私は早起きすると、


すずのやへ向かった。


幸い、自宅とすずのやと学校は徒歩圏内なので


早朝のバイトが学校に影響することはない。



『キャベツと豚肉と人参、玉ねぎがあるから


酢豚風野菜炒めの為に切っといて。


20食くらいかなぁ。


ご飯も洗って吸水だけお願い』



昨日の美里さんからの電話を思い出しながら


仕込みを進める。


その合間に作り置きのおかずも日持ちを確認する。



♪~♪~



あれ、電話?



『かーなちゃん!おっはよー。


仕込みしてる?』



「あっ、はい」



『2食分作って持っていって良いよ!


佳奈ちゃんの分と、彼氏の分渡しておいで』



バイト代はちゃんと別に出すからさ、と言って


美里さんは電話を切った。