「幸村....く.....ん?」


目付きはだいぶ違うけど、この整ったきれいな

顔は絶対に学校の王子様だった。私のその言葉

と制服を見て、幸村くんは私の手を引っ張り人

のいない道へとつれてきた。



ドンッと大きな音をたてて、幸村くんの足が私

の逃げ道を奪う。




先に口を開いたのは私だった。