子狐ハルの恩返し

時雨と山で遊び倒して、気がつけば夕日が空に昇っていた。


「もうこんな時間!?早く帰らないとお父さんに怒られちゃう!!バイバイ!狐ちゃん!!」


時雨はニコニコと手を振って帰って行った


僕はなんだか寂しい気持ちになった。


『ああ、なんだろう、この気持ち。時雨、、、初めて会ったばっかの人間だったのに』






『なんだかなあ、、、』





『あの人間からは暖かい何かを感じ取れた』





『人間って皆ああなのか?』





『それはないか、狐と同じ、いいヤツがいたり、悪いヤツがいたりだな』











『また』







『時雨に会いたいなあ、、、』