「はーい!わかりますよね、ここまできたら!説明しますよ!」

と、言う彼女を見てただただ不安に思うしかない私は、ポカーンとしていた。

「先程も申し上げましたが、ライフ、それは寿命。勿論減っていくこともあるけれど~、勿論増えていくこともあるんです~」

と、いつもに増して緩いしゃべり方をしている彼女は、

「拍手してもいいんですよ?讃えてくれてもいいんですよ?」

なんて言うから、少しだけ拍手すると、

「いやぁ、少しは照れますねぇ」

なんてほざくから、

"とっとと説明しろよ"

…とでも言うような威圧で打ち返した。

「でも、それには条件があるんです。」

条件…?

「そう、それは、サイコロを投げたマスで一定の時間そこの住人と遊ばないといけません!!」

は?

遊ぶ?

何いってんだろうか。

「遊ぶって言うのは、簡単なことじゃあないんです。いわゆる賭けです。勝負に勝てばライフを貰えるし、負ければライフを奪われるんです。」

そう言うと、

"一番大切なことを言いますよ!"

と、ゴホンとしてから説明をしだした。

「それは…」

そう告げると、いきなり私は催眠術のような物で寝かされてしまったのだった。