とある日のこと、

私は、この世界に誰か生きている者がいることに気づいた。

その娘は、あっちの世界に行きたいと願っていた少女だった。

×××

この世界にいるってことは…、

あっちの世界で一度諦めたことがあるのでしょ?

そんな子をいたぶるのが私の愉しみなんだから…、

絶好のチャンスを逃す私じゃないわ、

だからこそ楽しませてあげなくちゃね。

人生が欲しいなら、

とっておきのアレをあげるの。

夢を見てるの?

そんなことができるなんて、

とても単純な脳だわ、

わからせてやろうじゃないの、

そして、私のようになりなさい、…

×××

あの少女は、ワタシとは少し違う、だからこそ…、

×××