…、

ここは?

「あなたは新しい番人に選ばれたのですよ」

ば…、番人!?

番人って何?!

ワタシの世界は!?

「ねぇ!ワタシの世界は!?」

「あなたは、心から"こんな世界消えちゃえば良いのに、誰も信じてくれないし、話も聞いてくれない。"と思いましたよね?」

な、なんでばれてる…?

「そんな心の人は、天罰をくだすこの仕事についてもらうのがキマリなんです。」

そんなの理不尽すぎる!

「ワタシはここにずっといると、お母さんがひとりになっちゃうんだよ!」

そう言えば、女の人は、

「お母さんは、もういないんです。あなたを裏切った張本人なんで、ワタシの部下が消しちゃいました。」

け、消しちゃいました…、!?

…、ってそんなの、信じられないよ!?

「嘘つき!ワタシはあんたなんて信じないからね!!」

「せっかく、生きれたあの世界で後悔をしているような子を、あの世界からあなたのように消しちゃいたいとは思いませんか?」

そんなの自己中にすぎないじゃない!

でも…、

ワタシの何かが外れたように口が動いていた…、

「…消したい、…と思います。」

そう言うと、ワタシは成熟された大きな体になっていた。

×××