君との距離40センチ。


「さーてと。
このままじゃ遅刻だよ?」

「新学期早々遅刻なんて嫌よ。」

「よし。早く行こう。」

「てか翔さ、超話しやすいね~。
もっとクラスの親睦深めたくない?」

「そうそう、桜祭りにさ……。」






呆気に取られている私を置いて、
3人はどんどん進んでしまう。

「ま、待ってってば!」




少し前に居た北澤廉が、
止まって振り返る。

「…行くぞ。」


「北澤廉とは行きたくない。」

「行く先が同じなんだから、
んなこと言われても仕方ないだろーが。」




うーん、確かに。
足掻いても意味はないから、
素直に少し後ろを歩くことにした。