「さーてと。
このままじゃ遅刻だよ?」
「新学期早々遅刻なんて嫌よ。」
「よし。早く行こう。」
「てか翔さ、超話しやすいね~。
もっとクラスの親睦深めたくない?」
「そうそう、桜祭りにさ……。」
呆気に取られている私を置いて、
3人はどんどん進んでしまう。
「ま、待ってってば!」
少し前に居た北澤廉が、
止まって振り返る。
「…行くぞ。」
「北澤廉とは行きたくない。」
「行く先が同じなんだから、
んなこと言われても仕方ないだろーが。」
うーん、確かに。
足掻いても意味はないから、
素直に少し後ろを歩くことにした。
