君との距離40センチ。


"次は~ 桜田~ 桜田~"


「あっ、私次で降りるね!」

「俺も~。」

「もしかしてご近所さん…?」

「桜田北の方だよ。」

「私、南だから逆側だねぇ。」




北と南だとかなり離れているから、
翔くんのことを知らなくて当然だ。

こんな王子様顔のイケメンが
隣の中学校だったら絶対に分かるもんね。





そう、北澤廉が王様なら
翔くんは正に王子様って感じ。

「ほら、紅ちゃん!
ボーッとしてないで降りるよ。」




私はまたトリップしていたらしく。
ドアが閉まる寸前で翔くんが
手を引いてくれたので降り損ねずに済んだ。