「翔くんね!
あの、つかぬことをお伺いしますが…。」
「なになに?」
「あの後北澤廉が怒ってたりとか…。」
恐る恐る尋ねると私に対して、
変わらずにこにこ笑顔の翔くん。
「いやー、あれは驚いたね。
アイツとは幼なじみで長い仲だけど、
あんな顔初めてみたよ。」
そんなに大激怒してたの!!?
幼なじみが見たことないほどに?
きっと明日はリンチに合うんだ…。
机と椅子が廊下に出されてたり、
黒板に悪口が書かれてたり…。
「やっぱり怒る、よねぇ。」
「さぁ、どうかな?
明日本人に確認してごらんよ。」
「無理!無理です!!!」
そんな命知らずなこと出来る訳がない。
私に出来るのは精一杯気配を消すこと。
草食獣の出来ることなんて
ミジンコくらいしかないんだから!
