*** 「うぅっ……も…やだ……! ファーストキスだったのにっ……。」 「ほら、とりあえず落ち着きな。」 「オレンジジュースでも飲んでさぁ。 あ、そうだ!紅もなんか歌う?」 そのまま、 号泣する私を心配した2人に カラオケに連れて行かれた。 「歌わないぃぃ…うぅ…。」 「あーあー。メイクぼろぼろだよ?」 「北澤廉、か。」 「あの最低男~っ! もうお嫁に行けないよぉ…。」 初めてのキスは、大好きな人と。 って決めてたのに。 唇が重なる生々しい感触が、 何度拭っても消えてくれない。