君との距離40センチ。


「何…するんですか……?」

「旨そうだったから。」

「…………。」



ーーーパチンッ


教室に響いた乾いた音。

「ってぇ。」






産まれて初めて、
私は人に手を上げてしまった。

「最低。…大嫌い!」






「紅、今日はもう帰るよ。」

「うちらも一緒帰るから。ね?」



焦った2人に連れられて、
放心状態の私は教室を出た。