周りを見ても葵の姿はない。

昔に戻ったみたい・・・。

「ふぇ・・・ぐすん・・・」

私はがきんちょみたいに泣いていた。

「葵ぃ・・・。どこいったの?」

私は人気のないところで泣いていた。

その時ッ―。

「どうしたの?大丈夫?」

1人の男性が話しかけてきた。

大人っぽい人。

「葵っが・・・。いなくなって・・・」

「大丈夫だよ♪君の名前は?」

「あいっ・・・。愛理っです」

そして男の人はにっこりと笑ってくれた。

葵みたい・・・。



「愛理ー!!!!!」

っぁ!!!葵の声だ!!!!!

「っぁ。あの人?」

「そうです!ありがとうございます!」