「あの子カッコカワイイ!」

ふと階段ですれ違った、男の子。
クルンとした髪の毛。
整った顔にあどけない表情。
歳に似合わぬ身長。


「とても可愛い。地味で可愛くてタイプだ。」

斉藤杏子。
高校2年の春。
新学期が始まって早々、タイプの人に出会いました。これから私の人生変わる気がします。