あれから私は体調を崩し入院した。毎日クラスの人がたくさん来てくれた。嬉しかった。
そんなある日…いつもと変わらず、大勢の人と話していたのだが皆、用事を思い出したとか言いながら病室を出ていった。怪しいなとは思ったものの、あまり気にしなかった。すると…
ガラガラっ!
…?忘れ物か??誰だ…と振り返ったら玲桜がいた。
…2人沈黙が続く中…沈黙を破ったのは玲桜だった。
「ごめんな…」
「…それは何に対してのごめん…?」
「…言い訳させてくれないか…。あれは俺からしたわけじゃないんだ。それに、俺が好きなのは麻美だけだ」
…嘘…だ……私が勘違いしていただけ…?玲桜は悪くないのに…私は玲桜を悪く言ったの?
……言葉を失った。
「…改めて言う。俺は麻美が好きだ。付き合ってほしい」
「私も玲桜が好き。」
そして、私達は初めて、甘い甘いキスをした。