猫が恋をしたようでして。




玄関の扉を開けると、まだ少し肌寒いような

でも暖かさも感じる風が私を包み込んだ


外は青空が広がっていて引っ越し日和だったなと思う


私が越してきた場所はマンションっぽくないマンション

少しややこしいけど…

マンションのイメージである高さがそんなになくて階数は3階までしかない


でもセキュリティも良く、築二年で綺麗

部屋もキッチン、トイレ、風呂がある、広めの1LDK

駅にも近く、1階にはコンビニも併設されてて、大きいスーパーも近い、私の通う学校ともそこまで離れてない



家賃は少しお高いらしいけど

3つあった候補の家をそれぞれ見学して
最後に来たここで私は感じた

ここがいいって思った

いわゆる、これが直感ってやつだと思う


家は両親に決めてもらおうと思ってた

私のわがままで一人暮らしになったわけだし、家賃も何もかも両親が払うのだ

私に決定権はないと思ってたのに


気づいたら声にでてた


そうしたらお母さんが「そうね~ここいいわね~」とか取ってつけたような言葉を言ったのだ

お父さんもそれに乗っかって「そうだな、ここいいんじゃないか」とか言ったんだ



私は玄関の扉につけられてる部屋番号201の数字を見て少し頬がゆるんだ