『はあ、一通りは片付いたかな…』


私は額に浮かぶ汗を軽く拭う

引っ越しというのを初めて体験した私にとって一人での荷解きはかなり疲れた


そこまで荷物は多くないけど、昨日、緊張であまり寝れなかったのと今日、実家から新しい私の住処までの新幹線、電車などでの移動の疲れも加わっていて

時計は午後4時を指すのにすでに眠気が襲ってきてる



ずっと両親2人と仲良く暮らしてきた

何不自由なく、とても楽しく

でも、高校生になるというこの節目で私は決意した


一人暮らしをすることを


別に特に深い理由はないのだけど

しいて言えば第一志望の学校が隣の県で実家から通うのは少し厳しかったってだけ

第二志望だった家から近い高校にしようか、最後までこの二択で迷ったけど


制服の可愛さと校舎の綺麗さにつられて第一志望にした


それと同時に、合格したら一人暮らしというのも決まったのだ