もしかして迎えの丘崎とかいうヤツ?
女の子かな?男の子かな?
それすらも覚えてないや。
とりあえず支度は終わってたし
通学バッグを持って玄関を出た
「いってきまーす!」
「はーい!ふふ」
お母さん、嬉しそうだな……
ちゃんと学校行かないと。
「あんたが東城れいな?」
そう聞いてきたのはメガネをかけて
ボサボサヘアーの男の子。
「そうだけど……
あんたが丘崎?だっけ?」
イケメンで同じクラスの男の子と
恋しちゃう♡とか少し期待してたけど
そんな期待はすぐになくなった。
「出てこないと思ったわ
早く行くぞ」
と私の前を歩いていく。
