~俺様系彼氏の悩み~




俺の悩み。それは



「ね、千秋!これ可愛くない?!」



なんて言って、動物のカチューシャつける彼女。



こいつが可愛すぎる事。



俺達は今、あの有名な夢の国に来てる。



「あっあぁ。」



「えー?何その反応!似合わないなら似合わないで良いから!」




なんて、頬を膨らませて、上目使いしてくる朱音。




本当可愛すぎる!!



はぁ。キャラが壊れそうだ。



「もうっ!和奏に聞いてくるから良いもん!!」



なんて拗ねる朱音。



和奏とはこいつの親友の白金和奏。



今日はそいつとそいつの彼氏とダブルデートってやつ。



「…………似合ってるに決まってんだろ。」




そう言ったら満面の笑みを見せる朱音。





やべー。人前だけど抱き締めてぇ。




そう思って




「朱音。」




カチューシャを置いて人気のないとろへ来ると、抱きしめてキスした。




「ふぇっ?んぁっ!」



ビックリしてる朱音。




だけど、止めてやれない。




バンバン胸を叩いて来たらしょうがなく離れると




「どっ、どうしたの?」




顔を真っ赤にさせて聞いてくる。




「いや、したくなったから。嫌だったか?」




全力で首を横に振る朱音。




「うっ、嬉しいです。」




なんて言うからもう一回してやった。




真っ赤な顔で目を潤ませるこいつに、きっと俺はずっと夢中なんだろうな。




なんて思った事は絶対に言ってやんねーけどな。





~俺様系彼氏の悩みend~