「お昼一緒に食べなぁい?」



なんて言って、千弘の腕に腕を絡ませる。



私にニヤリと笑ってから。



本当ムカつく!!!!



そして、千弘はこう言う



「「別に良いけど?」」




「…………は?」



千弘に被せて言ってあげた。




「どうぞ。どうぞ。そんな奴あなたにあげる。もう、近寄らないから。じゃあね秋瀬くん。」



二人に背中を向けて歩き出す。




視界が滲んで見えるのは気のせい。




………………………………………………ううん。




気のせいじゃない。





ねぇ、千弘、私本当に大好きなんだよ?





どうして、こんなに私だけに冷たいの?




まぁ、今となったら分からないけど………。




「はぁ。」




「ため息なんてどうしたの?」