〜系彼氏

冬悟の家



「とりあえず、座れ。」


なんて言われたけど絶対に座ってやらない。



「座れ。」


思いっきり睨まれたから、仕方なく座った。




「で、何をどうお前は勘違いしてんだよ」



私の好きなレモンティーを差し出しながら言う冬悟。



「ままからメールが入ってて、冬悟くん結婚って。だから、ああ、冬悟誰かと結婚するんだなぁって。」



「それが、自分だって考えねーのかお前は。」



考えられるわけないよ。



だって



「連絡くれなかったのはそっちでしょ」



そう言ったら




「………………悪い。」




「やだ。別れる。冬悟にぃなんてもう好きじゃない。」



嘘をつく。



私が居てあの女の人と結婚出来ないなら、私は潔くあなたを諦める。




「俺はお前が好きだ」



冬悟の変わったところ、前は



『夏海が好きだ』って言っていてくれた。




でも今は、"お前"





ふっと笑ってから




「嘘、言わなくて良いよ。付き合ったのだって私から強引にだったじゃん。前は夏海って呼んでくれてたのに、今じゃお前だもんね。」




「それはっ!」




「だから、良いよ。戻ろう前の関係に」




涙を堪えて冬悟に言う。




そしたら





「ふざけんなよっっっ!!!!」



本気で怒鳴られた。