〜系彼氏

ショッピングモール



「はぁーいきなりびっくりしたわ!止めてよねー」


「悪い。俺があいつ、以外に頼れんのお前くらいだから。」



「まぁ、幼なじみだから許してやろう」



私をショッピングモールに拉致したのは、もうかれこれ
17年間のお付き合いになる、私の幼なじみ、秋瀬千弘(あきせ ちひろ)



千弘が私を拉致ったのは、千弘の彼女、大島夕梨(おおしま ゆうり)ちゃんが誕生日だから。


今まで彼女が居ても適当だった千弘は、どんなプレゼントをあげれば、女子が喜ぶとか分からなかったらしく、私を拉致したのだ。


「で?夕梨ちゃんはどんなもの好きなの?」


「サーフィンとか、海系の物すっげぇ持ってる。」


「んーじゃあ、海系のネックレスとか、ブレスレットは?
アクセサリーって、束縛アイテムで結構女子は安心する代物だよ?」


「安心する代物ってどー言うことだよ。」



ムスッとする千弘。



「そりゃ、言葉足らずなのは小さい頃から変わってないからねぇ。」


「はっ。うるせー。お前もだろ。ツンデレ。」



「はぁ??意味わかんないからー!!」




なんてやり取りして、夕梨ちゃんのプレゼントを選ぶのを手伝った。




この時、あんなにモヤモヤしてなのが無くなった事に気づいて、千弘が




「ん。いつものお前だな。」



って言ったから、心配してくれてたんだと分かって



背中に軽くパンチしてから




「ありがとう千弘」




って小さな声で呟いた。