「ファイトー!!」 そんな声が聞こえてきて あぁ、寝てたんだって思った。 辺りは夕暮れで、放課後だっていう事を教えてくれた。 泣きすぎたせいで目が痛い。 「グスッ。ヤバい。風邪…かな?」 鼻水をすすりながら、屋上のドアノブに手をかけようとしたら 「朱音ー!!!!」 なんて言う、俺様な声が聞こえた。 そんな訳…。って思ったのに、反射的にタンクに隠れた。