〜系彼氏

倒れたせいか、頭がクラクラする。





だけどそんなの気にしてられない





千秋と女の子の絡みなんて見たくないもの。





屋上まで走って、息を切らしながら、その場にしゃがみ込む。





千秋が追いかけてくる訳がない。





分かってる。





なのに…………





追いかけてきてって、願ってる私が居る。





「はははっ。バカだなぁ私。」




泣かないって決めたのに…。





頬に涙が流れた。