春さんを追いかけると、トイレの扉が開いていた。




「春さん・・・?」




恐る恐る覗き込むと、春さんは嘔吐したのか便座が上がっていて、春さんはその場に倒れこんでいた。




「春さん!」




どうしよう。
とりあえず、ここから出さなきゃ。

意識ないみたい・・・。



気が動転しながらもトイレから春さんを引きずりだし廊下に寝かせた。
どうしよう、寝室まで私だけじゃ連れて行けない。

それに、これって、救急車を呼んだ方がいいのかな。


どうしたらいいの・・・?




―――誠さん



ハッと思い出し携帯を取り出すと、Refugeのお店のサイトを開き、電話番号を調べた。