「ご注文は」
「・・・美味しいくて酔えるやつお願いします」
こんな気分の時には飲まなきゃやってられない。
バーテンダーさんは、穏やかな笑顔を浮かべカクテルを作り始めた。
ぼんやりとその動作を眺める。
一つ一つの動作が綺麗で、スマート。
妖艶で、美しい。
いいなぁ。
あんな大人な女性になりたい。
「ルシアンです。・・・飲み口が優しく飲みやすいと思いますよ」
「ありがとうございます」
よし。
今日は飲んでやる。
仕事の事も、家の事も、いったん忘れて。
飲みまくってやる。
半ばやけくそだった。
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