それにしても今は朝の9時。
春さんが何時に帰ってきてるのかはわからないけど、今リビングにいるってことはあまり寝てないのかな?
「春さん、もう起きたんですか?」
「ん?ああ・・・、まぁね」
「・・・もしかして、寝てないんですか?」
お酒を飲まないと眠れないと言っていた。
毎日飲むわけにはいかないだろうし。
「別に、いつもの事だから気にしないで。あたしだって、眠い時にはちゃんと寝てるから」
「そうなんですか・・・?」
生活の時間帯が違うから、春さんがちゃんと寝てるのかとかわからないんだよね。
少し心配だけど、春さんはあまり心配してほしくないみたいだし。
ただの居候の私にグチグチ言われるのも、うっとおしいと思うし。
程々にしとこう。
「でも、また倒れたら、否応なしに看病させてもらいますからね!」
「わかったわ。肝にめいじとく」