「今日は、ありがとうございました」
楽しい時間はなんてあっという間なんだろう。
先輩・・・改め圭汰さんとの会話は止まることなく続いた。
圭汰さんは、話の運びがうまく、飽きさせないようにいろんな話を振ってくれたり、話を広げてくれたりと一生懸命話してくれた。
「こちらこそ。沙紀ちゃんとこんなにいろいろ話せたの初めてだったから楽しかった」
「私もです」
「沙紀ちゃんの事、もっと知りたいって思ったんだけど、迷惑かな?」
圭汰さんがまっすぐ私を見つめながらそう言った。
トクン、トクン。
胸の鼓動が煩い。
「迷惑なんかじゃ」
「よかった。――もっと、沙紀ちゃんと話がしたいんだけど」
「あ、はい!またご飯行きましょう!今度は私からも誘います!」
「え、――――そうだね」
「?圭汰さん?」
一瞬面食らったような顔をした圭汰さんに首をかしげる。
圭汰さんは笑みを深め「じゃあまたね」と言った。
気のせい?


