先輩って、そういう事慣れてるんだろうか。
いちいちドキドキしちゃう。
「それより、先輩ってのやめないか?俺はもう守屋の先輩じゃないんだし」
「え、でも」
「・・・圭汰(けいた)って呼んでほしいな」
下の名前で!?
そんな、ハードル高すぎるよ。
でも、先輩がいいって言ってくれてるし・・・。
それに、確かに申し子ともやめたのに先輩って言うのも変だもんね。
「け、圭汰さん・・・」
「ん。じゃあ、俺も、沙紀ちゃんって呼ぶな」
「えっ」
「ん?ダメか?」
「だめじゃないです!」
し、心臓がいくつあっても足りないよ。
そうこうしているうちに料理が運ばれてきた。
ドキドキして胸がいっぱい。
こんなに幸せでいいんだろうか。
どん底からこんなにも幸せに這い上がるなんて。
なんて幸せなんだろう。


