「どういう事だ!春馬!」
ニュースでようやく知ったのだろう、父親が怒鳴り込んできた。
最後まで、知らせることをしなかった。
跡を継ぐという条件に、父親が経営からすっぱりと身を引くことを提示した。
渋々ではあったが、それをのみ俺が社長に就任した。
その後すぐに、俺は会社の幹部連中を集め、すべての計画を話した。
そして着実に事を進めて行った。
「どういう事もなにも、聞いたとおりです」
「貴様・・・!騙したのか!」
「人聞きの悪い。俺は、一番いい方法を選んだつもりですよ」
「いい方法だと?どこがだ」
怒り心頭というように顔を真っ赤に染め上げて怒鳴る。
返って俺は冷静だった。
「あなたのやり方に、ついていこうという人がいなかった。そういう事ですよ」
「な、に・・・?」
「この話を、俺は幹部全員にしました。ですが、誰も異議を唱える人はいなかったんですよ」


