「言っただろ。いつかばれてたって。お前のせいじゃない」
「・・・でも」
「この部屋な。本当は俺の部屋なんだ」
「え?」
「それを、春馬を匿うために貸してた。少なくとも、あいつが探してるのは春馬で。それに、俺と春馬はいがみ合ってるって体だったから。匿いやすかったし」
いがみ合ってる・・・。
本妻の子と、愛人の子として・・・?
「俺は別で母親名義で母親と住む家があるから。自分の居場所だけは向こうに知らせとけば、最悪俺の居場所を調べられても平気だと思ってたんだけどな。まさか俺名義の部屋まで探してたとはな」
「それで、マンションに来てたんですか・・・」
「そ。あいつらは、俺がここに住んでると思ってきたわけ。だから、バレるのだって時間の問題だった」
そこまでして、春さんを護ってたんだ。
それなのに・・・。
気にするなって言われても、無理だ。


