納得なんてできない。




「それで徹平くんは、納得できるの」

「え・・・」

「人を陥れて、そうやって得た居場所で、徹平くんは満足なの!?」




こみあげてくる悔しさが涙に変わる。
きっと、護りたかった生活がここにあって。


前を向くと言っていたけど。
こんな無理やりな形は望んでなかったはずだ。


悔しい。
私のせいで。




春さんが。




春さんが、奪われた。






「悔しいっ・・・」