今日一日明るかった春さんの声が。
低く、冷たくなっていく。
「探しても見つからんと思ったら、こんなところにいたのか」
「・・・探していただかなくてよかったんですけど」
「減らず口を。貴様は自分のなすべきことがわかっているのか。貴様は正式なる後継者だ。そんな格好をしおって、わしの顔に泥を塗るつもりか!」
「泥を塗れるもんなら塗ってやりたいですね」
も、ものすごく不穏な空気。
父親ってことは、あの人が社長なんだ。
そして、本当に中がすこぶる悪い。
いや、そんなレベルじゃない。
お父さんの空気、すごく嫌だ。
高圧的というか、 怖い。
「いい加減、お遊びはやめてもらう」
「あなたの言いなりにはなりません」
「貴様の気持ちなど、聞いてはおらん。・・・おい、連れて行け」


