「・・・?」 春さんを呼ぶ声。 誰? 春馬って呼ぶのって・・・。 でも、知らない、声。 「・・・・あんた」 隣にいた春さんが、驚いたように声を上げる。 「父親に向かって、あんたとはなんだ」 声がした方に向くと、スーツを着た恰幅のいい少し年配の男の人。 険しい表情で、不機嫌そうな声で。 「え、父親・・・」 「あなたを父親だなんて思った事、ありません」